■EDUCATION/教育

NPO京都ダンスアカデミーの教育の基本方針は、「学習に王道はなし」です。毎日の積み重ねはもちろんですが、「からだ」と「こころ」を柔らかく、強く、豊かにするための様々なレッスンやワークショップを中心に、年に2回、集中講座を開催しています。
講師とともに過ごす2週間は、ダンサーはもちろんですが、講師にも新しい視野を開けるというお互いにとってプラスの結果を生み出しています。ワークショップの内容は、年によって異なりますが、おおよそ次の3つの項目をカバーしています。

ダンス・テクニック

■  体軸の確認・保持・応用。空間感覚の訓練。リズム感。身体の弾力性。
■  モダンダンス、モダンバレエの諸テクニック(主としてグラハム、リモン、ホートンなど)
■  発声法・呼吸法(生きていることの根源にある呼吸と身体の動きの関連を追及)

ダンス・ムーブメント・セラピー

人間の身体は99%が無意識によって動いているが、動きを意識的に分析し、感じることを通じて、動きの意味が明瞭になり意識化されていく。ダンス・ムーブメント・セラピーでは、無意識に行われた一人一人の動きの背後にあるものを見つめることによって、今までにない領域を発見し、自己表現を活発にする。

創造的感覚教育

ワークショップを通じて、ダンサーの「内なる世界」を刺激し、型にとらわれて硬くなってしまったからだを柔らかくする。想像力、イメージを膨らませる作業は、新しい自分、自由な表現を発見させると同時に、ワークショップという共同作業によって、他者との関係性やつながりという点にも新しい見方を与える。

海外とのつながり

NPO京都ダンスアカデミーは、海外のダンス教育、ダンサー育成機関とのつながりを持っています。ケルンと京都市は姉妹都市提携しています。また京都ダンスアカデミーは、40余年の歴史を持っていたケルン夏期国際ダンス講座とのつながりから発足しました。毎夏、ケルン音楽大学(http://www.hfm-koeln.de/tanz.html)の学生を受け入れ、京都ダンスアカデミーの参加者をケルンに送るという交換を実施しています。
また、アメリカのダンスフェスティバルの中で、現在最も内容が充実しているベイツ・ダンス・フェスティバル(http://abacus.bates.edu/dancefest/l)との交流も実施しています。
京都ダンスアカデミーの参加者からは、クルト・ヨースが築き、ピナ・バウシュ、スザンネ・リンケ、ラインヒルト・ホフマンをはじめ、現在のドイツにおけるモダンダンスシーンを率いる振付家やダンサーを輩出しているフォルクヴァング大学ダンス科(http://www.folkwang-hochschule.de)への留学生、ケルン音楽大学ダンス科への留学生などが出てきています。才能ある若い人材に対して、じっくりと時間をかけ、一人一人の個性と見ながら育てることが、着実に実を結びはじめています。


ドイツのダンス
阪本麻郁のケルン便り
 
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